BNANC,はLNAの特性を高めた新しい架橋化核酸です。
DNA-BNAキメラオリゴマーの他に,ホスホロチオエート化,末端修飾など,DNA合成と同様に様々な修飾を行うことも可能です。
また,末端修飾,大量合成,in vivo 実験用グレードなどにも対応します。
※ 「LNA(2', 4'-BNA)合成受託サービス」は,こちらをご覧下さい。
※ 本サービスは研究用です。臨床用途には利用できません
BNAオリゴヌクレオチドについて
株式会社ジーンデザインのLNA(2', 4'-BNA)オリゴヌクレオチドは,Exiqon社(デンマーク)と株式会社ジーンデザイン(日本)とのライセンス契約に基づき,研究開発での利用を目的として日本国内で製造されます。
ご提供可能なBNA

※ご提供可能なBNAは
LNA(2', 4'-BNA):A,G,T,mC,(メチルシトシン)
BNANC:T,mC(メチルシトシン)です。
MEMO
BNAとは
BNAとはBridged Nucleic Acid(架橋化核酸)の略で,大阪大学名誉教授の今西武先生により開発された人工核酸の総称です。これまでに約10種類のBNAが開発されています。それぞれのBNAは結合親和性(ハイブリダイズ能)やヌクレアーゼ耐性などにおいて,異なる特性を持っています。

Fig.1 BNAの構造
BNANCを含むオリゴヌクレオチドの特性表
LNA(2', 4'-BNA) | BNANC | BNANC(Me) | |
結合力 | ◎ | ◎ | ◎ |
酵素耐性 | ● | ◎ | ◎ |
優位性:◎>○>●>天然核酸

参考文献
- Mitsuoka,Y.,et al.,Nucleic Acids Res.,37,1225~1238 (2009).
- Abdur Rahman,S. M.,et al.,J. Am. Chem. Soc.,130,4886~4896 (2008).
価格/納期/ご注文方法
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